最初の具体例では、山岳地帯で遭難した人を救出すべく必至な活動が行われていますが、心の中では「どうなるかわからない」という先行きの不安を募せた心情を表しています。
試験で赤点を取ってしまい、母親に見せることを考えると戦々恐々とした気分だ 言葉は、その人の性格を表すものや人ではなく状況を表すものなど、言葉によってある程度はテンプレートが決まっているので例文をたくさんみると正しい使い方が自然とできるようになります。
連用形「と」連体形「たる」命令形「たれ」の活用になります。
Sponsored Link. また「恐」という漢字には恐縮などという言葉からわかるように人などに対して控えめな態度をとるという意味や、物事に対して慎重な取り組み方をするといった意味合いがあります。
限りなく形容詞に近い意味合いをもちますが、語尾が活用形になるので形容動詞といいます。
この表現の中にある 「戦々」には、 「恐怖によって、抑えることができないほどに震えてしまう」という意味があり、さらに 「恐々」には 「恐れて慎む様子」の意味が込められています。
下記でそれぞれの例文を挙げてみます。
それだけに、常に冷静な精神状態を保つことが、とても大事なのですが、言うことは簡単でも、実際にそのような冷静さを維持することは、困難なことです。
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会社の株価の暴落に、株主は戦々恐々としている• 漢字一文字でニュアンスもまた変わってしまうので、言葉の意味は考えれば考えるほど深いですね。
取引先の担当者が怖い人に交代すると、今後トラブルや叱責を受けてしまうのではないかと恐怖に怯えてしまうことは少なくありません。
兢兢は「緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま」という意味を持っています。
戦慄という言葉には恐怖におののいて体が縮こまるという意味合いがあることから、戦慄という言葉を2回繰り返した戦々慄々は、人や物事に対してひどく怯えて震える様子を表した言葉になり、戦々恐々の類語になります。
「翼翼」という言葉が慎み深さを意味しています。
「戦戦兢兢、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し」という一説がその由来と言われています。
「戦々恐々」の英語例文• 今でいう「一生懸命」はもともとは「一所懸命」という言葉で、鎌倉時代の武士の間で生まれたそうです。
仕事でミスをしてしまうと、いつかはバレるとわかっていながらも、バレた時の恐怖に怯えてしまうことが少なくありません。
似たようなこの2つの言葉を組み合わせることで、よりどっしりと構えている様子を表現できています。
Sponsored Link 戦々恐々の対義語はコレ 戦々恐々という言葉の反対の意味で使用される対義語には次のようなものがあります。
戦々恐々の読み方と意味を確認 まずは基本的な「戦々恐々」の言葉の読み方と意味について解説します。
Sponsored Link 戦々恐々の語源を漢字の成り立ちから紐解く 「戦々恐々」という文字を構成する「戦」という漢字は、「先端が両股に分かれている弓」の象形と、「先端部分に刃がつけられている矛」の象形が「いくさ」「たたかい」「おののく」という意味を持つことから「戦」という文字を形成しています。
本来は慎み深い態度、恭しい態度を示す言葉でしたが、その恭しさがきわまると気が小さいことを意味するということで怯えている様子を表現する言葉になりました。
元は「戦戦兢兢」 元々は「戦戦兢兢」という漢字で記されています。
中国では二人の人間が神に向かって祈りを捧げる文字という認識があり、「畏れ慎む」というニュアンスを持つ言葉として使われています。
戦々恐々は辞書によって同じ読み方で違う漢字が使われている 戦々恐々は辞書によっては同じ読み方で違う漢字が使われています。
戦々恐々としている ・受験の結果発表をひかえ、クラスメイトは全員戦々恐々としている ・みんなはテスト結果に戦々恐々としている ・仕事上のミスが発覚し、社内は戦々恐々としている ・津波警報を聞いて、人々は戦々恐々としている ・兄弟はいつ学校から親へと呼び出しがかかるのか戦々恐々としてる 戦々恐々の語尾が「としている」となっていますので、自分の状況を説明するよりも、 相手や周囲の状況を説明する場合に使用される表現になります。
」となります。
例えば、警察官の前を通り過ぎるときの指名手配犯や、生活指導の先生に呼び出された生徒の心境です。