仮に結婚が打開策になるとしても、現在専業主婦は既婚女性の三分の一程度になっている。
何故虚偽報告をしたかというと「本当のことを言ったら引かれる」と思ったからである。
だが、1つだけ女が圧倒的に甘く見てもらえる立場がある。
この連載では、東京・大手町のビジネス街で精神科クリニックを開業する五十嵐良雄医師が、多くの患者さんを診た経験から、ビジネスパーソンが陥りがちなメンタルの罠(わな)についてアドバイスしたいと思います。
実際、今の「外に出られない」という状況で、甲虫の如き強さを見せているのがひきこもりである。
メンがヘリやすい人というのは自分に対する「認め」や「労(ねぎら)い」という給水を忘れて走り続けてしまっている場合が多い。
私は実際に社会的には無能であり、会社で他人に評価されることは何ひとつしてこなかった、と会社員を辞めて、専業無職になった今でも思っている。
「とりあえず今は大丈夫だから…」と放置している人も多いかもしれないが、甘く見てはいけない。
そう言われて「良いキッカケなのかもしれない」と思いました。
私の作品は、確かに多くの人間には評価されていない。
無職シミュレーションのすすめ よって今「自分は何もできてない」と思い込んでいる人は「無職シミュレーション」をしてみると良い。
むしろ「ひきこもり」として生まれて来た人間を無理矢理外に出すと、ストレスを感じてしまい、逆に社会的問題になっている、暗い部屋にいる方のひきこもりを作ることになる。
ところで、このコラムの担当、頑なにコロナウィルスのことを「COVID-19」と言い、私のことを本名で呼ぶ、他の担当は恥を忍んでカレー沢と呼んでいるのにだ。
誰も認めてくれないなら、せめて自分が認めないと、成功体験にならず、自信や自己肯定感が育たず、自己評価の低い、自己嫌悪に陥りがちな人間になってしまう。
だが、アイパッドを買ったはいいが、今のところコカイソラインを作る時にしか使っていないという作家が、同業が同じ無駄づかいをするように嘘をついている、もしくは本当にコカイソをやるとき便利だから勧めているという恐れがある。
そんなリアル友作に友作じゃない人間がついて行こうとしたら、すぐに破綻してしまい、ゲームも続けられなくなるに決まっているのだ。
なんだったら「VR無職」の購入をおすすめする。
高級機材からクソを出すのは、生物的に見れば健全である。
何せ他者と生きた会話をしないので、情報源は、ネットやテレビ、後は「自分の想像」のみで世界が成り立ってしまうのだ。
しかも、デカいだけではなくファン音が「うるさい」のだ。
ひきこもりは、外に出ないこと、他者と関わらないことを快適だと感じるように出来ているが、あまりにも外部と関わらないと「このままで良いのだろうか」という不安に定期的に襲われるようになっている。
今思えば「すごい」と思う。
たとえば「朝起きれなくなる」と思ったなら「今起きれている自分はすごい」ということになる。
私も会社員時代にそれができていれば「周りが評価してくれねえ」という錯覚を覚えるところまで自信を持てていたかもしれない、未だ悔やまれる。
この「虚しさ」は趣味だけではなく、人生全般において人間の大敵である。
魚だって、銀行に行くときだけは水の外に出なければいけないという。
「評価」というのはたとえ数が少なくても嬉しいのだ。
そうしたプロセスについては良かったなと思っているのでしょうか。
やはり、マンガにする上では、障害のことも「ほかの人(読者)にわかりやすいように伝えよう」と考えるので、そうするうちに、自分の中でもよくわかるようになって。
よって、今現役会社員で、自分は無能だ、周りに比べて劣っていると思い込んでいる人は「自分で自分を評価」することから始めてほしい。
逆に言えば、金を出しているのは自分なのだから、頑張っているかどうかは自分が決めて良いのだ。
女のひきこもりも同じことを言われるが、それでも女には結婚していれば「専業主婦」、未婚なら「家事手伝い」という、無職やひきこもりを隠すオブラートが存在するのである。